東京都内の宿泊施設で20代の実の娘に性的暴行を加えたとして、新潟県中越地区に住む40代の会社役員の男が、不同意性交等の疑いで警視庁に逮捕されました。
実の娘への暴行疑い
警察によりますと、この男は今年5月上旬、東京都内の宿泊施設で20代の実の娘に対し、同意のない性的行為をした疑いが持たれています。
取り調べに対し、男は「行為はあったが、娘が同意していたと認識している」と話し、容疑を否認しているということです。
信頼を裏切る行為
被害者が「実の娘」であるという点で、今回の事件は社会に強い衝撃を与えています。
本来、親は子を守るべき存在であり、その立場を悪用して性的行為を迫ることは、法律違反であるだけでなく、人としての最低限の倫理を踏みにじる重大な犯罪です。
「同意」は成り立たない
容疑者は「同意があった」と主張していますが、親子という絶対的な上下関係の中では、被害者が逆らうことは極めて難しく、自由意思に基づく同意とは言えません。
専門家は「近親間での性的虐待は深刻なトラウマを残し、長期にわたって被害者の人生に影響を及ぼす」と指摘しています。
今後の捜査
警視庁は余罪の有無や犯行に至った経緯について詳しく調べています。
同時に、被害者の心のケアや支援も不可欠であり、社会全体で防止に向けた取り組みが求められています。
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